
TVドラマ、映画、CM、舞台といった各メディアにも出演しています。大きい作品もあれば、自主制作の作品もありました。
今回はそんな私が
俳優オーディションの内容について解説します。

ちなみになんの自慢にもなりませんが、私はこれまで
数えきれないぐらいオーディションを受けてきました(笑)

オーディションは10代〜20代くらいが一番数が多いですからね。数えたことはないですが、少なくとも1000回以上は受けてるんじゃないでしょうか?
もちろん合格したオーディションも多くありますが、不合格のオーディションの方が圧倒的に多いです。


この記事を読んでいただくと
- 俳優オーディションてどんなことするの?
- 受けるオーディションによって内容の違いはあるの?
- オーディションを受けるときに気をつけることは?
と言ったことが理解していただけます。
既にオーディションを受けることが決まっていて

と言う方はこちらの記事を参考にしてください。
オーディションの時っていつも何すれば良いのか分かんないまま終わっちゃう。。。どんな準備すれば良いの?こんな質問を頂きました。 答えはオーディションがCMなのか、映画なのか、舞台なのかによって微妙[…]
それでは俳優オーディションの内容について紹介していきます!
俳優オーディションの内容と気をつけるポイント CM編
CMは三ヶ月の放送期間を1クールと言います。
その度にCMを撮りなおす企業も多く、必然的にCM出演の俳優オーディションも多くなります。

メインが芸能人のCMでは、オーディションをする役は脇役が多いです。
しかしまれにCMのメイン級の役のオーディションもあります。

CMオーディションの順序
- エントリーシートの記入
- 自己紹介
- 演技審査

それぞれについて詳しく解説します。
CMオーディション時のエントリーシート
オーディションの場所に行くと、エントリーシートを書くことになります。

この時点で最低でも50倍の倍率ってことだね。


エントリーシートには誓約書という怖いワードが登場しますが焦らないでください。
SNSが普及して簡単に情報が拡散されるようになりました。
企業にとって、例えば発売前の新商品の情報がライバル会社に知られてしまうのは死活問題です。
ですので、CMオーディションを受ける俳優に対して「絶対にCMの内容を他者に話すな」という誓約書を書いてもらう必要があるのです。

エントリーシート記入の後は、自分の順番が来るまで心静かに待ちます。
CMの場合、オーディション会場で初めて絵コンテ(コマ割りのある台本)を見ることもよくあります。いまさら演技プランを練る必要はありませんので、絵コンテを見てCMの流れを掴んでおきましょう。
CMオーディション時の自己紹介

ほとんどのCMオーディションでは、このように「簡単な」自己紹介を求められます。

CMオーディションで一番の決定権を持つ企業の担当者はほとんどの場合選考には来ていませんし、監督さえも不在の事はよくあります。
俳優の雰囲気を確認するだけの自己紹介ですので気楽に考えてください。
CMオーディション時の演技審査
自己紹介の後

と言われます。

その後は演技審査になります。内容は様々ですが、基本的には事前に見た絵コンテの一場面を演じる事になります。
「商品を飲んだ後の表情を見せてください」とか「おはようございますと挨拶をして下さい」とか、CMの場合の実技内容は演技とは言わないようなものも多いです。

たまに設定に沿った一人エチュード(即興)を求められることもあります。
CMの場合、主役はあくまで企業の商品です。
面白い演技で笑いをとろうとする方もいますが、むしろ悪い印象を与えます。
奇抜な発想をする必要はありませんので、絵コンテの内容を無理なく演じましょう。
ただ、正直なところCMオーディションに合格するかどうかは演技よりも俳優の印象で決まります。

オーディションの最終決定権は企業側なので、これは仕方のない事かもしれませんね。
俳優オーディションの内容 映画・ドラマ編
映画やドラマのオーディションについて説明します。
この二つは内容にはほとんど差がありません。
※今回は商業映画や有名局のテレビドラマについて説明します。


俳優オーディション 映画・ドラマの自己紹介
CMと比べて、自己紹介が格段に重要になってきます。

以前超有名監督のオーディションを受けた際に、内容が自己紹介のみだった事もありました。

1分間の時間を渡されて自己紹介をすることが多いです。
とはいえ時間を過ぎてしまったからと言って怒られることはありませんので、しっかりアピールしてください。
自己紹介ネタのヒント
- 特技・趣味など
- なぜ俳優を志したか
- 好きな作品(出来れば受けるオーディションの監督の作品が良いですが、本当に好きなものでなければバレるのでやめてください)
- 受ける役に近い役を演じた時の話し
- 原作ものの作品なら、原作を読んでの感想
とにかく「他の俳優と差を作る」「覚えてもらう」が自己紹介の重要なポイントです
俳優オーディション 映画・ドラマの演技審査
自己紹介が重要とは言いましたが、演技審査も大事です。
ほとんどの場合は事前に渡されたワンシーンを演じます。CMに比べると俳優っぽい内容の実技審査ですね。

組まされるチームによっては自分の想定通りには演技出来なかったりしますが、こればっかりは運もあるので出来る限り柔軟に対応しましょう。



俳優オーディションの内容 舞台編
舞台は自己紹介もなく演技のオーディションに入ることも少なくありません。

舞台の場合は稽古の期間を含めると一ヶ月くらい一緒にいる事になるので、オーディションも時間をかけて選考することが多いです。

オーディション内容
- 台本を使ったシーン稽古(実際に演出も入って、俳優の対応力が審査される)
- 即興(演技の出来と言うより、他の俳優と合わせられるかどうかが審査される)
- シアターゲーム(多少演技に関連性のある遊び。俳優の緊張をほぐす目的)
俳優のオーディション内容 まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後に共通することですが、オーディションルームに入るときは「おはようございます。よろしくお願いします。」という挨拶と共に入室してください。
有名な話ですが、芸能の業界では1日のうち初めて会う人に対して「おはようございます」と声をかけます。「こんにちは」や「こんばんは」は、奇妙な印象すら与えます。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、たとえ深夜であったとして「おはようございます」と挨拶してください。
とても普通のことを言うようですが、挨拶は大事です。
「10年ぶりの友達にひさしぶりに会った時」の感じで挨拶するのが、相手に一番良い印象を与えます。
・基本的には自己紹介→実技審査という流れ
・重視されるポイントはオーディションによって違う
・一般的な重視されるポイントは
CMは俳優の雰囲気のみ
映画・ドラマは人間性:演技力が50:50くらい
舞台は人間性:演技力が10:90くらい


オーディションは最初の一回の合格までが長いです。
一度合格すればそれが実績になるので、2回目からは合格しやすくなりますよ。
さて、色々と俳優オーディションの内容を紹介してきましたが
実際の経験に勝るものはありません。

怖い気持ちはあるかもしれませんが、一歩踏み出して何かしらオーディションを受けてみましょう。
下記のリンクからオーディションに合格すれば、デビューまでを完全にバックアップしてくれます。
15歳から35歳までと年齢制限はありますが、その基準にあえば基本的には全員面接までは参加できるとのことでした。

特にデメリットは無さそうなので、俳優オーディションがどんな感じなのか知りたいと言う方は試しに受けてみてはどうでしょうか?
合格したとしても断ることも出来ます。
何かご意見やご質問などありましたら、問い合わせフォームからお問合せください。
本日もありがとうございました。