こんな質問を頂きました。
答えはオーディションがCMなのか、映画なのか、舞台なのかによって微妙に準備する内容は変わってきます。
今回は
オーディション準備 明日のオーディションにも間に合う!知っておくべき4つのこと
と言うテーマで解説していきたいと思います。
時間がない方は、4つのうちの一つだけでも選んでやってみて下さい。
タイトルにもある通り、すぐに効果が出る方法を中心にお伝えしていきます。
時間があったら是非全部実践してみてくださいね。
やるのとやらないのとでは、確実に違いが出ます。
とはいえオーディションで結果が出せるのは日々の鍛錬あってこそです。
普段から演技の感覚は磨いておきましょう。
明日のためにその1 世界観を知る
オーディションに受かるための準備1つ目は
監督・演出の世界観を知る事です
演技に唯一無二の正解はありません
例えば大河ドラマに出演するなら、もちろんキャラクターにもよりますが、仰々しくゆっくりとしたテンポで喋る事が求められます。
反対にコメディであれば小気味の良い軽快なテンポが求められます。
どんなに上手い俳優でも、求められる演技の質に合わなければ下手な俳優と言われてしまいます。
CMオーディションの場合は難しいかもしれませんが、映画の場合は前もって監督を知らされているはずです。
もしもまだその監督の作品を観たことが無いなら、明日までに何とかその監督の作品を一本だけでも観て下さい。
そして
その映画の登場人物になったつもりで過ごして下さい
映画から影響を受けた状態のままでオーディションに臨みましょう。
例えばヤンキー映画を観た後って、ちょっと自分が強くなったような、悪くなったような気持ちになりますよね?
そんな感じで結構です。
世界観=価値観が監督と合うかどうかは、オーディションに受かるかどうかの重要な要素です。
ちなみに舞台オーディションの場合は
その演出家の作品を観たことが無いなら、そもそもオーディションは受けない
ということをお勧めします。
舞台の場合は映画より拘束期間も長いので、価値観が合わない場合のダメージが大きいです。
観たことが無いにも関わらずオーディションを受けるのは、失礼と受け取られる事もあります。
オファーがあったなら考える余地はありますが。
明日のためにその2 自己紹介の準備
オーディションに受かる準備2つめは、自己紹介、つまりどのように審査員に印象づけるかを準備しておく事です。
審査員が何を求めているかを知っておきましょう。
CMオーディションの場合
主役はあくまでも商品です。
審査員は商品を映えさせてくれる俳優を求めています。
私自身も過去に経験がありますが
審査員を笑わせよう
とか
アドリブでたくさん喋ろう
などの意識は持たない方が良いでしょう。
例え監督の意向と合致したとしても、商品のクライアントには良い印象を持たれません。
CMオーディションの場合「簡単に自己紹介をお願いします」と促されますので
所属・名前・年齢を伝えるくらいで大丈夫です。
映画オーディションの場合
審査員は大勢の俳優のオーディションをしています。
良い演技をするのは前提条件ですが、そもそも俳優としての印象を残さないと覚えられません。
自己紹介は1分ほど時間を渡される事がほとんどです。
自己紹介でなくても「特技は?」とか「趣味は?」などの形で聞かれます。
個人的には、演技前のやり取りで2次オーディションに進むかどうかが半分くらい決まると感じています。
少なくとも1分くらいにまとめた自己紹介は用意しておきましょう。
自己紹介ではなく「特技は?」「趣味は?」と聞かれた場合でも流用できるような、汎用性の高い内容がベストです。
今まで受けてきたオーディションでは
「最近あった面白い話を1分くらいでお願いします」
と言うのもありました。
ゾッとするような振りですね。
オーディションと言う緊張の場で面白い話を出来る俳優はほとんどいません。
だからこそ準備しておけば印象に残ります。
舞台オーディションの場合
舞台の場合は、状況によってもかわってきます。
映画に比べると、舞台の場合端役での出演と言うことはほとんどありません。
ですので実技オーディションの時間も舞台の方が長いです。
書類選考から1次、2次と進んで、一番長いものだと6次選考まであった作品もありました。
それくらい長く実技審査の時間がある場合は、自己紹介で印象を残す必要は薄くなります。
逆に長く話すぎると悪印象をもたれる場合もあるので、今までのキャリアや作品に活かせそうな特技などを簡単に伝えるにとどめましょう。
それでは次からはいよいよ演技部分についてのコツをお伝えしていきます。
明日のためにその3 オーディション内容の準備
オーディション準備の3つ目は、いよいよ演技の部分についての準備です。
とはいえ台本の読解や演技の方法などは触れません。
今回は明日のオーディションに受かるコツと言うことで、すぐに対応できる内容に絞りたいと思います。
演技力に関しては一朝一夕で向上するようなものではありませんので、日頃から訓練をしておきましょう。
演技の準備と言っても、台本がある場合と無い場合がありますね。
それぞれ分けて説明したいと思います。
事前に台本を渡されているオーディションの準備
台本がある場合、まずはしっかり台本を覚えましょう。
セリフ覚えは俳優の作業の中で、一番簡単な作業です。
セリフを声にだして覚えると言う事に抵抗のある人もいるかもしれませんね。
でもさ、オーディションの審査員になったつもりで考えてみて。
自分が自然な演技をするために、シーンの流れや相手役を犠牲にするような俳優を選ぶと思う?
セリフは完璧に覚えてください。
その上で、完全に放っておいて、オーディションに臨みます。
セリフを完璧に覚えていない俳優は、シーンを演じながら頭の中で台本を読んでしまいます。
完璧に覚えているからこそ、一切セリフを考えないで演技が出来るようになるのです。
もしもセリフを完璧に覚えられていないなら、オーディションでは台本を持ちながら演じてください。
私は何度かオーディションの審査員として参加した経験がありますが
事前に台本をもらっているにも関わらずセリフを覚えていないという俳優は意外に多いです。
だからこそ、セリフを覚えているだけで良い印象を与えられます。
事前に台本を渡されていないオーディションの準備
「オーディション当日は即興で演じてもらいます」
こういったオーディションも結構多いですよね。
即興で演じる場合のコツは
- 他の俳優の提案に乗っかる
- 起こる問題に対して他の俳優とは違う立場をとる
この2つです。
また詳しく解説しますが、前提として知っておいて下さい。
例えば
「男女が結婚の許しをもらいに来た」
というシーンを即興で演じる場合、お母さん役が結婚に賛成の立場をとったならお父さん役は反対の立場を取るべきです。
そのほうが、ドラマが展開します。
そして、台本が無い中でも大きく分けて2種類あります。
状況の説明は事前に聞いている場合
例えば
「小料理屋が舞台となる作品」
ということだけ分かっていれば、事前に準備する事ができますよね。
まずは自分が板前を演じるのか、酔ってる客を演じるのか、女将さんを演じるのか
勝手に決めちゃって下さい。
仮に板前だとしたら、どういう演技をする可能性があるでしょう?
実際に何かメモに書いてみて下さい。
- 料理する
- 包丁を研ぐ
- 気に食わない客を怒鳴りつける
- 女将さんの事を密かに好いている
思いつくままに書いてみましたが、何かドラマが生まれそうですね。
いくつか出たら、これを元に自分で簡単な台本を作ってみて下さい。
そこへ小料理屋の女将がやってくる。驚いた板前は手が滑って指を切ってしまう。
女将はそれを見て、慌てて絆創膏を取りに行こうとする。
板前も慌てて「大丈夫ですから!」と遠慮しようとするが、その拍子に近くのものを倒してしまう。
女将にクスッと笑われる板前。顔を真っ赤にして俯いている。
倒したものを片付けながら、落ち着かない様子。
そこへ酔っ払った客が入ってきた。接客に出る女将。
板前は女将との時間を邪魔された事に苛立ちながらもお通しの準備をする。
酔っ払いに絡まれる女将。
板前は「酔っ払いに出す料理はねえ!」と言って、客を追い返そうとする。
これくらい台本ができれば方向性が分かりますよね。
状況だけを列挙しましたが、セリフを用意しても大丈夫です。
もしもオーディション当日あなたに与えられた役が板前でなかったとしても、作った設定は活かす事ができます。
客を演じるんだとしたら、「板さんは女将が好きだからなぁ!」と囃しても良いでしょう。
周りの俳優も新たな設定を与えられて助かるはずです。
何も準備が無い状態と何かしら用意している状態では、自分自身の安心感が全く違います。
状況の説明が無く当日を迎える場合
この場合はその2までしか準備はありません。
ですが考え方として知っておいて欲しいので、具体例を出して説明します。
こんな質問がレッスンの中でありました。
CMオーディション
このオーディションがCMだとしたら、美味しそうにラーメンを食べて下さい。
あとは企業イメージに合うかどうかで受かるかどうかは決まります。
映画オーディション
映画の場合は違います。
おそらくほとんどの俳優は「普通にラーメンを食べる」という演技をチョイスするでしょうが、審査員の印象に残らないと2次オーディションにも残れません。
例えば私なら、くたびれた様子でラーメン屋に来て、ラーメンを見た瞬間に号泣します。
終わった後は審査員に「どうして泣いていたんですか?」と聞かれるでしょう。
理由はなんでも良いです。「あんまりお腹が減っていたもので」と伝えます。
泣く演技についてはこちらも参照して下さい
タコ全然泣けないよー!演技で泣くための方法ってなんかあるの?いるか先生泣くこと自体は演技の本質では無いけど、俳優としては泣きたいよねー。先日マンツーマンレッスンでこんな会話がありました。[…]
少なくとも2次オーディションには残るはずです。
舞台オーディション
舞台の場合も印象に残る必要があるのは同じです。
ですが、舞台の場合は空間も上手く使える必要があります。
ドラマを起こす必要があるので、少なくともラーメンを食べるだけではいけません。
食い逃げしても良いでしょう。何故か椅子をくまなく調べても良いです。
とにかく印象を残した俳優の勝ちなのです。
以上を踏まえて、次はリハーサルです。
明日のためにその4 オーディションのリハーサル
オーディションに受かるための最後の準備は、ちゃんとリハーサルをすることです。
と思うかもしれませんが、意外にも多くの俳優がリハーサルをしません。
その3でもお伝えしましたが、リハーサルどころかセリフさえ満足に覚えていない俳優もいるのです。
この記事を読んでくれている皆さんは、しっかりリハーサルをしましょう。
個人的にはオーディションに受かりたいのにリハーサルをしないというのは理解ができません。
という方もいるかもしれませんので、リハーサルが必要な理由とやり方も記載させて頂きますね
オーディションにリハーサルが必要な理由
オーディションにリハーサルが必要な理由は2つです。
緊張しないための準備
誰しも一度は経験したことありますよね?
では、なぜオーディションで緊張してしまうのでしょうか?
- 準備不足なんじゃないか?という不安
- 失敗するんじゃないか?という心配
- 未知の体験に対する恐怖
- 良い俳優だと思われてないんじゃないか?と審査員の目を気にしてしまう
どうでしょう?
上にあげた全部、リハーサルで解消できると思いませんか?
ルーティーンを作る
ルーティーンというのは聞いた事があるでしょうか?
スポーツ選手がやっているイメージですよね。
ゴルファーが打つ前にボールにキスをする仕草をしたらパットの成功率が38%上がった
認知テストの前に指を10回鳴らしたら成績が21%アップした
などの驚きの報告がされているよ!
要は、自分自身を催眠にかけるのと同じ事です。
これをやったら良いパフォーマンスが出来るという事を脳に覚え込ませていくんですね。
ルーティーンに関して詳しく知りたい方は、こちらの本を参考にしてみてください。
タイトルや表紙は若干ふざけた感じですが、科学的な論文を参考にしている本です。
集中力アップのための色んな方法を教えてくれるので、俳優にとって参考になるかと思います。
想像の世界を生きるために集中力は必須ですからね。
「ヤバい集中力」をAmazonで見てみる
ルーティンを作るために明日のオーディションには時間が足りないかもしれませんが、経験上やらないよりはやった方が自分自身が落ち着けるようになります。
簡単でも良いので決めておくと良いでしょう。
参考までに私自身の演じる前のルーティーンを紹介すると
- 呼吸を5秒かけて鼻から吸って、10秒かけて口から吐く
- 足の裏を意識しながら、足の踵から爪先まで体重移動
これを5回ずつやるだけです。
昔からオーディション前だけでなく、舞台の本番前などにもやっていました。
コーチとして活動するようになってから知ったのですが、呼吸を数えるという方法は心理学の世界でも「ブリーズカウンティング」という名前が付いている即効性の高いエクササイズです。
緊張の緩和に効果があるので、良かったらやってみてください。
オーディションに受かるためのリハーサルのやり方
効果の高いリハーサルの方法を紹介します。
全部出来ないにしても、取り組める部分だけでもやってみてください。
リハーサルの場所を用意する
出来れば、オーディションを受けるのと同じ場所でリハーサルをするのがベストです。
大学に行って受験するのと、高校のいつものクラスで受けるテストでは緊張が違いますよね?
やっているのは同じ「テストを受ける」という行為です。
人間は慣れている場所の方が、自分自身が落ち着く事ができます。
不動産の営業や車の営業などでは、営業マンが慣れ親しんでいるお店までお客さんを連れてこれるかが勝負になるのです。
リハーサルの衣装を用意する
俳優にとって、衣装はとても大事です。
衣装は観客と俳優の両方に影響を与えます。
着物を着ている場合と、ダルダルのジャージを着ている場合とでは全然違いますよね?
気持ちだけではなく、姿勢なども変わってきます。
オーディションで警官の役を演じるのだとしたら、できる限り警官の制服に近いものを用意しましょう。
リハーサルの時も実際の衣装と同じものを着てください。
これも場所を用意するのと同じですが
未知の体験に対する恐怖
を少しでも無くすということが目的です。
舞台に出たことのある人なら分かると思いますが
衣装を着ると少なからず緊張します。
リハーサルでは緊張の予行練習をしておきましょう
ちなみに、舞台の稽古の場合
演出家によりますが、衣装が決まっていない段階から、俳優が衣装に近いと思われるものを用意します。
台本に向き合った時から、役に対してのイメージを膨らませておきましょう。
誰かに観られる環境を用意する
一番良いのは、信頼出来るアクティングコーチにリハーサルを見てもらう事です。
アクティングコーチが近くにいない方は
否定しない友達に見てもらってください
俳優の先輩などから演技に対してアドバイスをもらう事もあると思いますが
ほとんどの俳優は別の俳優の演技に寄り添うことは出来ません
コーチとしての訓練を受けていないので当然なのですが、はたから聞いていると演技に茶々を入れているだけに感じます。
「あなたの演技を良くするとしたら」ではなく「自分が演じるとしたら」と言うことしか言ってないにも関わらず、言っている本人はそれに気づいていないのです。
無駄な否定はただ自信を奪うだけです。
ですので、否定しないお友達に見てもらいましょう。
その上で、正直な意見をもらってください。
同時にスマートフォンでも撮影してもらいましょう。
見てもらう人を用意するのが難しければ、1人でスマートフォンで撮影しても結構です。
リハーサルで演じるときは、審査審の前で演じていると想像して演じてください。
オーディションの状況を作って慣れる事で
良い俳優だと思われてないんじゃないか?
と思ってしまう不安も和らぎます。
フィードバックをする
撮った動画を見れば、自分のイメージと違う部分が見つかるはずです。
それは声のトーンかもしれませんし、動きかもしれません。
抑揚の無い喋り方をしているかもしれません。
自分で洗い出していきましょう。
それを改善するにはどうすれば良いか?
考えてみてください。
伝わりやすいセリフや動きについてはまた別で解説しますが
声が小さいと思うなら大きく
抑揚がないと思うなら実際に声に出しながら抑揚をつけてみる
動きが変だと思うなら、変じゃない動きを考えて実際にやってみる
ただ頭で考えているだけでは改善しません。
これは大事な事ですが
感情やテンションだけでは演技は良くなりません
もちろんプロのアクティングコーチなら、感情からの導きで演技を良くする手法もあります。
ですが1人でリハーサルしているなら、実際に体を動かして自分なりに考えてみて下さい。
繰り返しリハーサルする
フィードバックをして改善点が見つかったら、改めてもう一度リハーサルをして下さい。
2回目をやらなければ
リハーサルの効果はかなり薄れます
人間が変わることが出来るのは
- 衝撃的な出来事
- 反復
この二つのみです。
記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります。
「初めて会った人の名前を、その時は覚えていたけど、次の日会った時は忘れていた」
これは短期記憶の例ですね。
対して長期記憶は「歯磨きの方法」「自分の電話番号」など
忘れることの無い記憶です。
リハーサルの内容を長期記憶にするために、反復することが必要なのです。
時間が許せば2回、3回と何度も繰り返しリハーサルをして下さい。
最後に、当日良い状態でオーディションを受けられるコツをお伝えします。
番外編 今日のオーディションに受かるコツ
明日のオーディションに備えての準備を解説してきました。
当日はどのようにオーディションを受けるべきかについて簡単に解説します。
会場についてから
まずは出来るだけ笑顔でいましょう
作り笑いでも結構です。
「笑顔には緊張や不安を和らげる効果がある」という研究がいくらでもあります。
愛想を振りまくためではなく、自分自身の為に笑顔を作りましょう。
待ち時間
オーディションの前は、簡単で良いのでウォーミングアップして下さい。
緊張するとドキドキして鼓動が早くなります。
ですが
我々は興奮しても、ワクワクしても、運動しても、ドキドキするのです
体をあっためておけば、自分自身のドキドキを誤魔化す事ができます。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、他の人がやっていないからこそウォーミングアップしておきましょう。
いざオーディション
もしも何人かでオーディションルームに入るなら、他の人が演じている時に出来るだけ好意的に見て下さい。
人間にはミラーニューロンという神経細胞があります
目で見ただけのことを、あたかも自分自身が体験しているものとして脳が反応するのです。
好意的に見られている他の俳優を見れば、あなたが演じる時も観客を敵と感じにくくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると
- 監督・演出の世界観を知る
- 自己紹介の準備
- 演技の準備
- リハーサル
この4ステップです。
私自身もこれまでに嫌というほどオーディションを受けてきました。
オーディションに受かる経験はたくさんしてきましたが、同時に落ちる経験もたくさんしています。
オーディションに落ちたとしても気を落とさないで下さい。
監督・演出に
「今回は合う役が無かったけど、別の機会があれば出てほしい」
と思わせれば成功です。
最後にカーネル・サンダースさんのお話を紹介します。
今や誰もが知っているケンタッキーフライドチキンの創業者ですね。
カーネル・サンダースは65歳の時に経営していたレストランが倒産しました。
手元に残ったのは人気メニューだったフライドチキンのレシピのみです。
それから彼はフライドチキンのレシピを売るという作戦を思いついて、1000軒のレストランに営業していきました。
65歳のカーネルさんが、1000軒もアタックする情熱を持っていたからこそ、今我々はケンタッキーを食べれているんですね。
若い我々も負けてはいられません。
1000オーディションにアタックしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!