人生は行動の連続 キャラクターの人生を作る行動について考えよう 

演技とは行動である

という言葉を聞いたことがありますか?

いるかコーチ
Acting is doing!
怒っているタコ
なんで英語で言うんだよ!

この記事では

  • 行動が演技にどう関係してくるの?
  • 行動を考えるとどう言うメリットがあるの?
  • どんなふうに考えれば良いの?

と言ったことを理解してもらいながら、具体例を挙げて説明していきます。

いるかコーチ
しっかり取り組んでくれればシーンの演じ方が分かりやすくなるよ!



演技とは行動であるってどう言うこと?

登場人物は生きている限り常に目的がある。

と言う前提のもとお話を進めていきます。

この話がよく分からないと言う方はこちらもご覧ください。

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いるかコーチ
キャラクターは目的を達成するために行動をし続けるんだ

 

これだけでもなんとなくは理解できると思うのですが、今回はこの行動について掘り下げて解説していきます

セリフを使って「演技とは行動である」の具体例

シンプルなセリフで試してみよう

例えば

(椅子を指して)こちら、よろしいですか?
と言うセリフがあります。このセリフの下にある行動として何が考えられるでしょう?
笑っているタコ
普通に考えたら「尋ねる」とか「質問する」とかじゃない?
いるかコーチ
良いよ!それも一つの行動だよね!
「尋ねる」や「質問する」だとしても、全く間違いではありません。行動を選ぶときは、前後の状況やキャラクターの性格などから考える必要があります
しかし上の例では台本の前後が分からないからこそ、セリフの下にはどんな行動でも当てはめる事ができます
具体例
例えば「脅迫する」という行動はどうでしょう?このキャラクターが取り立てに来た暴力団だとしたら有効かもしれません。
「媚びる」と言う行動はどうでしょう?オーディションにやってきた若手俳優という設定なら有効かもしれませんね。
「からかう」だとどうでしょう?仲の良い友達が出世したパーティーの席上で、出世したお友達にかける言葉としては有効かもしれません。
いるかコーチ
行動をはっきりさせることで、状態を演じようとする必要がなくなるんだ!
怖そうにしたり、弱々しく見せようとしたりすると、どうしても形を演じてしまうことになります。
行動を変えることで、自然とキャラクターに近づくことができるのです。

行動の種類と気をつけるべきポイント

ポイント

セリフの下の行動を選ぶときは、必ず演技可能な動詞を選んでください。

  • 打ち明ける
  • 言い切る
  • 責める
  • 口説く
  • 甘える
  • からかう
  • 挑発する
  • 脅す
  • さとす
  • バカにする
  • 勇気づける
  • ごまかす
  • 探りをいれる
  • 念を押す

などでしょうか。

いるかコーチ
あくまで例だから、実際の台本を使うときは自分なりに考えてみてね!
「怒る」や「嫌う」などは動詞ではあっても演技可能ではありません。これらは感情であって行動ではないからです。見分けるポイントとしては、実際にシンプルなセリフを言ってみるのが良いでしょう。
行動することができないものは、雰囲気だけになってしまうのが体感できるかと思います。
いるかコーチ
「愛する」とか「怖がる」なんかも感情で行動ではないよ!相手に向かって何かしらの行動として現れるものが良いね。

練習

(椅子を指して)こちら、よろしいですか?
このセリフを「挑発する」「口説く」「脅す」でそれぞれ言ってみましょう。その後で「怒る」や「愛する」でもやってみてください。
感情を演じようとしても、雰囲気だけの演技になってしまうことがわかるかと思います。
いるかコーチ
俳優には表現力も大事!シンプルなセリフの下にどんな行動を設定したとしても演じられるようにしておこう!
まとめ
  • OK
    →「言い切る」「打ち明ける」「挑発する」など
  • NG
    →「愛する」「嫌う」「憎む」「慌てる」「怒る」「怖がる」など




演出をつけられる時に即効性のある「演技とは行動である」と言う考え方

ダメ出しを受けたときは?

例えば

監督
そのセリフをもっと怒って!強く言って!

と言う演出を受けたことがあるでしょうか?

 

これは演出としてはあまり良い演出ではありません。なぜならこれを言われた俳優は、中身が無くなってしまうからです。「怒って強く言う」と言うことにとらわれてしまって、キャラクターとしての流れが無くなってしまうのです。

いるかコーチ
登場するキャラクターは「怒ろう」とか「強く言おう」とか考えないんだから当然だよね!

とはいえ、実際にはこういった表面的な演出は多いです。
俳優は表面的な演出を受けた時にでも、自分で消化してすぐに対応しないといけません。

 

「強く言って」と言われた時に、例えばセリフの下にある行動を

「懇願する」から「批難する」に変えれば、セリフの言い方を意識することなく強く言うことが出来ます。
「懇願する」から「罵倒する」に変えればもっと大きく演技は変わるでしょう。

本当に行動していると、感情は必ずついてきます。フリではなく、本当に行動してください。

 

最後に

行動を決めたら「どのように演じるか?」と言うことには意識がいかないように気をつけてください。どんな行動でも、事前に準備したものを発表してはいけません。そうすると表面的なものになってしまうので、結局うまくいきません。

何かしらの行動を決めたら、それっぽく見せるのではなく、本気で行動してください。

 

いるかコーチ
決めた行動を「どんなふうに」行動に起こすかは、相手とのやり取りの中でその場で決まるものだよ!
行動に集中することで、俳優としての自意識から解放されます
もっと演じることが楽しくなるように、行動について考えてみましょう!
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