今日はNetflixのオリジナル映画である「エノーラ・ホームズの事件簿」を観ました。
私は観たことなかったんですが、11月には続編が配信されるそうです。
と言う軽いノリで見出しましたが
軽いノリで観るのがちょうど良い
と言う印象の映画でした。
なんとなく観るにはちょうどよく面白かったです。
「エノーラ・ホームズの事件簿」の登場人物とキャスト
正直、個人的にはそんなに詳しくないキャストで固められていました。
もちろん知ってはいましたが、これまで積極的に作品を観てこなかった俳優たちです。
ミリー・ボビー・ブラウン(エノーラ・ホームズ役)
主人公であるエノーラ・ホームズ役のミリー・ボビー・ブラウン
左:ヘンリー・カヴィル(シャーロック・ホームズ役)
右:サム・クラフリン(マイクロフト・ホームズ役)
ヘンリー・カヴィルはスーパーマンの人ですね。
エノーラ・ホームズの事件簿は「かの有名なシャーロック・ホームズに妹がいた!?」と言うお話です。
と言うことで、みんなが知るシャーロック・ホームズですが、今回は完全なる脇役です。
対してサム・クラフリンは予想を裏切らない嫌な人でした。
シャーロックホームズの別シリーズでも出てくる、鼻持ちならない長兄:マイクロフト・ホームズです。
個人的に今回の「エノーラ・ホームズの事件簿」では、サム・クラフリンとお母さん役のヘレナ・ボナム=カーターの演技が好きでした。
ヘレナ・ボナム=カーター(ユードリア・ホームズ役)
エノーラ・ホームズの人格を作り上げた肝っ玉母さん役のヘレナ・ボナム=カーターです。
ティム・バートン監督と交際(子どももいますが、正式には結婚していないそうです)していた女優さんです。
ベテランならではの風格というか、登場するとそれだけでシーンに深みが出ますね。
ルイス・パートリッジ(テュークスベリー子爵役)
経歴を見ましたが、ルイス・パートリッジはほぼ新人俳優のようですね。
正直演技は可もなく不可もなく、と言ったところで印象には残りませんでしたが
ビジュアルが無茶苦茶良い
と言う特徴があるので、ファンは当然たくさんいるのでしょう。
「エノーラ・ホームズの事件簿」のあらすじ
推理力と行動力を発揮して、兄シャーロックを出し抜き、行方をくらました母親を捜す16歳のエノーラ・ホームズは、若き侯爵をめぐる陰謀に巻き込まれていく。
引用:Netflix公式ホームページ
こちら公式ホームページからのあらすじの引用になります。
- ちょっと詳しいあらすじ
- エノーラ・ホームズは幼い頃に父親を亡くし、年の離れた兄たちは早くに家を出て行った事から母親と二人で育ってきました。全てのことを母親から教わります。
しかし、母親はエノーラの16歳の誕生日に忽然と姿を消してしまいました。
母親失踪の知らせを受けて、年の離れた兄たちが帰ってきます。久しぶりに会える兄をエノーラは喜んで迎えに行きます。
しかし成長したエノーラの姿を見てマイクロフト・ホームズは驚きました。エノーラは勉強や運動を母から教わって育ちましたが、イギリスの淑女としてはまったく作法が出来ていなかったからです。
マイクロフトはエノーラを花嫁学校に入学させようとします。エノーラは母が残して行ったお金を手に、家を出ることを決めました。
男の子に変装してロンドンへと向かいます。母親が以前出していた手紙の住所に手掛かりを求めに行ったのでした。道中同じく家を抜け出したテュークスベリー子爵に出会い、殺されかけている彼を助けることに。そこからイギリスの国家レベルの陰謀にも巻き込まれていきます。
果たして母に会うことは出来るのか?
母の目的はなんなのか?というお話です。
途中エノーラ・ホームズは母親探し以上に殺されかけているテュークスベリー子爵を助けることに舵を切るのですが、むしろエノーラが接触したことで、直後に見つかってしまったりします。
エノーラは子供らしい迂闊さと、名探偵の血筋ならでは鋭さを併せ持っていて、そのおかげで気楽に見れる作品になってるよ!
「エノーラ・ホームズの事件簿」の時代背景
元々の世界観であるシャーロック・ホームズが書かれたのが18世紀後半から19世紀のはじめです。
ヴィクトリア朝時代ですね。
失業者や社会主義者が武装蜂起した「血の日曜日」事件もこのヴィクトリア朝の時だね。映画でも身分差への反発が描かれたりしてるよ。
5ポンドの価値ってどのくらい?
「エノーラ・ホームズの事件簿」の中で、何度かエノーラが変装のためにその変の庭師や新聞売りの服を買い取るシーンが描かれます。
エノーラ「5ポンドであなたの服と取り替えてちょうだい!」
通行j人「(5ポンドも!?と言うリアクション)」
我々日本人にはポンドと言われてもよく分からないので調べてみました
まぁ作品の中でもエノーラは世間を知らないと言うことは触れられていますからね。
にしても、一回びっくりされてるんだから次に頼む時はもう少し常識的な金額にしなよ。と思わなくもないですが。
「エノーラ・ホームズの事件簿」の感想
なんだかんだ言っても演技はうまい!
そうなんです。
なんだかんだ言っても、イギリスもアメリカも俳優のレベルは高いなー思いました。
なぜなら結構行動に一貫性が無いのです。
エノーラの中で母親と再会したいと言う思いと、テュークスベリー子爵を助けたい気持ちがあって、観てる方としては
と言う気がします。
なんですが、最終的にはエノーラは母親でもなくテュークスベリー子爵でもなく、物語を通して自分の生きる道を見つけていきます。
少女が成長していく複雑な心理をミリー・ボビー・ブラウンが軽やかに演じていました。
あと度々エノーラがカメラ目線で話しかけてくるのですが、あの演出も強い俳優じゃないと出来ないことですよね。
推理ものと言うよりは冒険活劇!
シャーロック・ホームズと言うと本格推理ものの印象が漂いますが「エノーラ・ホームズの事件簿」についてはそれは期待しない方が良いでしょう。
・記憶力がものすごく良い
・言葉の並び替えによる暗号解読がすごい
・無茶苦茶強い訳ではないけど、そこそこ体が動く
脚本の?が結構ある
例を挙げると
- え?なんでこの人ここにいるの?
- そんなバンバン銃うっちゃってバレない?
- お母さんなんでそんな重要な手掛かり置いていったの?
- 子爵のお花大好きエピソードなんなの?
- エノーラ(ENOLA)を逆から読むとアローン(ALONE)って何度も言うけど、だからなんなの!
といった感じです。
ネタバレになっちゃうので詳しくは言いませんが。
「エノーラ・ホームズの事件簿」まとめ
もしかしたら感想の部分を否定的に取られるかもしれませんが
なんだかんだ言って観終わった後の感じは全然良いんです。
推理ものとして作品に入ると失敗する気がするので、エンターテイメントを観るつもりで鑑賞してもらうのが良いでしょう。
11月から続編がNetflixで配信されるので、次も見てみようと思います。