MCU初心者が「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観た感想 

2008年から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)
世界中で熱狂的な人気を博しています。

芸事に携わる人間にとって、現在の流行を捉えておくのは必須。
当然ながら、時代によって求められるものというのは変わってきます。

ということで、11月11日(ポッキーの日)

日本公開初日となる「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観てきたのでした。

 

しかしながら、マーベル作品は共通した世界観でお馴染み。

汗いるか
いるか先生
ブラックパンサーの前作はもちろんなんだけど、他のマーベル作品にもブラックパンサーが出てきてたりするから、初心者には若干敷居が高いんだよね。

じゃあ事前に他の作品も観ておこう!と思っても、MCU作品は既に30作を超えているのです。

ぷんぷんクラゲ
くらげちゃん
1作品2時間以上が普通のマーベル作品を30作以上って!そんなの無理ー!!

 

という事で今回は

初心視点で「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観た感想を書いておこうと思います。

主役はどうなる?「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の背景

初心者とは言っても、前作の「ブラックパンサー」は鑑賞していました。
第1作を観ていない状態だと、ちょっと理解は追いつかない瞬間もあるかもしれないですね。

グッドいるか
いるか先生
ブラックパンサーがMCU作品に登場するのは、前作の「ブラックパンサー」を含めて4作品!
ちなみに前作「ブラックパンサー」はアメコミ原作のヒーロー映画としては初めてアカデミー賞を受賞しているよ!

前作「ブラックパンサー」以外に

  • 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
  • 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
  • 「アベンジャーズ/エンドゲーム」

と言った作品にもブラックパンサーは登場しますが、こちらは未見となります。

ただ、観た感想としては

他作品は観てなくても楽しめるかな?

と思いました。

とは言っても観てない自分に抵抗を感じるので、残り一ヶ月半ほどですがアベンジャーズ作品を全部観切るのを今年の目標にしたいと思います。

「ブラックパンサー」主演俳優の死亡

前作でブラックパンサーを演じた俳優チャドウィック・ボーズマン

王としての気品ある佇まいとパワフルなアクションで人気を博しましたが、2020年の8月に43歳という若さで大腸癌で亡くなってしまいます。
この時には既に次回作が決定しており、脚本もほぼ出来上がっていたそうです。
癌に侵されていることは周りには秘密にしていたんですね。

泣きいるか
いるか先生
2017年からは手術や化学療法の合間を縫って撮影していたそうだよ。
前作「ブラックパンサー」の激しいアクションシーンも闘病中に撮ってたって事だね。なかなか出来る事じゃないよ・・・。

そして2020年の12月、マーベルはブラックパンサーの代役は立てない事を宣言しました。

泣きくらげ
くらげちゃん
突然のことだったし、他の俳優は同じなのに主役だけが代わるとファンとしてはなんとも言えない気持ちになるかもしれないね。

しかしこれによってブラックパンサーであるティ・チャラも、映画の中でも亡くなるということになってしまいます。

そんな背景があり、今回の主演はどうなるのか?
ということはマーベルファンの皆様の中でも話題に上がっていました。

MCU初心者が「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」を観た感想

ブラックパンサー感想

実はマーベル作品て今まであんまり観てこなかったんです。

むかしいるか
CGをフル活用した映画って、俳優の演技がよくわかんなくない?

こんな事を思っていた2000年〜2010年代。
もはやCGはほとんどどの作品にも使われる技術になりました。

だったらCGの中での演技術も込みで考えていかないと!
とここ10年くらいは考えるようになりました。

新しい技術を否定していても仕方ないですからね。

 

そんな私ですので

感想とか書くのどうなの?

という気持ちもあるのですが、今後の作品を観る上での自分の備忘録として残しておこうと思います。

全体的に悲しみに満ちた作品世界

マーベルといえばCGをバンバン使った格好良いアクションシーンでお馴染みの印象がありましたが、この作品に関しては冒頭から悲しみに満ち溢れています。

まずティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が亡くなるというところからお話が始まるんですね。

いるか
いるか先生
映画館でも、既に最初のこのシーンから啜り泣きが聞こえてきたよ

この時のシュリ(レティーシャ・ライト)の演技がとてもエモーショナルで素晴らしいのですが、チャドウィック・ボーズマンに対する俳優自身の感情も大いに使っているのでしょう。
ちなみにこのシュリが今回の主役となります

レティーシャ・ライトは全編において感情の表現が素晴らしかったので、おそらく本能的なタイプの女優さんなのかと思います。

前作を引き継ぐメッセージ

最近はこれまで差別を受けてきた側の人たちを主題に据えた映画が多くなってきました。
これも時代の影響なんでしょう。

先日のチケット・トゥ・パラダイスも現地の方とアメリカ人の恋ですが、この設定も一昔前なら企画が通らなかったんじゃないでしょうか?旅先で出会ったイギリス人やフランス人と恋に落ちるのが、一昔前のハリウッド映画だったと思います。

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前作「ブラック・パンサー」がアカデミー賞を受賞している背景もそこにあるのでしょう。
「黒人がメインになり、黒人が白人を圧倒する力を持っている」という設定は、それだけでカタルシスを感じます。

今回はアフリカ以外にも、スペインに過去占領を受けていたメキシコも大きく関わってきます。

俳優もヒスパニック系の方々で固められていますが、この俳優達もこれまでハリウッド映画では脚光を浴びてきませんでした。

 

この流れだと、今後日本人が大きくハリウッド作品に関わる未来もあるかもしれないですね。

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のまとめ

もちろん映画として楽しめますが、記念碑的な作品というか

「チャドウィック・ボードウィンに捧ぐ」というメッセージが全てなのではないかと思います。

主演俳優を失った喪失感や悲しみが全編を通して伝わってくるような作品でした。

 

私も気軽な気持ちでは感想が書けないというか。

ちょっとMCUの第1作から振り返ってもう一度向き合いたいと思います。

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